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全国労農大衆党(ぜんこくろうのうたいしゅうとう)

昭和初期の中間派無産政党。全国大衆党・労農党,社会民衆党の分派である三党合同実現同盟の合同により,1931年(昭和6)7月結成。書記長麻生久。満州事変に対し労農派の主導で帝国主義戦争反対を唱えたが,党の反戦方針に反対して国家社会主義派の脱党者が続出し,32年の総選挙でも惨敗した。このため党幹部は反戦方針を変更し,社会民衆党と合同して7月に社会大衆党を結成,単一無産政党を実現した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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