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浅間神社(せんげんじんじゃ)

静岡県富士宮市宮町に鎮座。現在の正称は富士山本宮浅間大社。富士山頂上に奥宮がある。式内社・駿河国一宮。旧官幣大社。祭神は木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)命。富士信仰の中心で全国1300余に及ぶ浅間神社の総本宮。富士山を神体として仰いだことに発生し,806年(大同元)現在地に奉遷したと伝える。平安末期には山岳仏教と習合し富士浅間大菩薩ともよばれた。源頼朝・同実朝,北条義時,足利尊氏,武田信玄・同勝頼らの崇敬をうけ,江戸時代には徳川家康により社殿が再建され,神領約1100石に及んだ。例祭は11月4日。5月5日は流鏑馬(やぶさめ)祭。現社殿は1604年(慶長9)家康の建立で浅間造(せんげんづくり)(重文)。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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