禅の悟りあるいは禅の修行によって得た心のはたらきを表した絵画。具体的には,禅僧の悟りを開くきっかけとなった体験を描いたものをいうが,広義には,著名な禅僧の行状や禅問答の場面を描いたものをさす場合もある。日本では鎌倉時代以降の禅林における絵画の題材として好まれ,主として中国宋元画にならった水墨画が多数制作された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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