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宣化天皇(せんかてんのう)

記紀系譜上の第28代天皇。6世紀前半の在位という。檜隈高田(ひのくまのたかだ)皇子・武小広国押盾(たけおひろくにおしたて)天皇と称する。継体天皇の第二子。母は尾張連草香(おわりのむらじくさか)の女目子媛(めのこひめ)。同母兄の安閑天皇の後をうけて即位したとされるが,「日本書紀」の伝える異説に,534年,継体天皇・太子(安閑)・皇子(宣化)がともに死んだとあって,継体の死後,異母弟の欽明天皇と対立し,内乱もしくは2朝並立の事態の生じた可能性も指摘されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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