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摂津職(せっつしき)

大宝・養老令制の官司。津国(摂津国)には難波宮があるため国司をおかず,在京官司に準じて摂津職をおいた。職掌は諸国司とほぼ同じで,国内の行政一般を行う。さらに難波津や市の管理も重要な職務であった。四等官の名称も在京諸職と同じく,順に大夫・亮・進・属となっていた。のちに長岡京への遷都,難波宮の廃止をうけて,793年(延暦12)職の名称を廃止し,摂津国となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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