1. 用語
  2. 日本史 -せ-
  3. 雪村(せっそん)

雪村(せっそん)

生没年不詳。室町時代の画僧。法諱は周継,道号は雪村。鶴船・舟居斎と号す。常陸国生れ。佐竹氏の一族。生年については,1504年(永正元)と1492年(明応元)頃の2説がある。雪舟に私淑して画事に励み,動的で個性的な作品を多く残した。若年の頃は常陸太田の正宗寺に身を寄せたらしいが,その後は会津・小田原・鎌倉など,東北・関東の各地を遍歴。晩年は奥州三春(みはる)に庵を結び隠棲。代表作は「松鷹図」「風濤図」「呂洞賓図」「自画像」(いずれも重文)など。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう