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摂家将軍(せっけしょうぐん)

鎌倉幕府将軍のうち,五摂家の一つである九条家から迎えられた4代頼経・5代頼嗣(よりつぐ)をいう。源実朝の死後,皇族将軍の東下を後鳥羽上皇に申しいれて拒否された幕府は,1219年(承久元)源頼朝と血縁にある九条道家の子三寅(みとら)(元服して頼経)を迎え,26年(嘉禄2)将軍とした。44年(寛元2)には子の頼嗣を後継としたが,52年(建長4)宗尊(むねたか)親王を迎えると,頼嗣は廃された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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