1. 用語
  2. 日本史 -せ-
  3. 摂関家(せっかんけ)

摂関家(せっかんけ)

執柄家(しっぺいけ)とも。摂政・関白の職を独占して世襲した家柄。清和天皇の外祖父であった藤原良房が摂政に,つづいて養子基経が摂政・関白に任じられて以後,その子・孫・曾孫の世代で争いがあったものの,結局は道長が天皇4代の外祖父としての地位を確立し,その子頼通の頃に家格としての摂関家が確立したものと思われる。院政期の近衛・松殿・九条の3家鼎立をへて,鎌倉初期に近衛・鷹司(たかつかさ)・九条・二条・一条の五摂家が成立した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう