1. 用語
  2. 日本史 -せ-
  3. 関孝和(せきたかかず)

関孝和(せきたかかず)

生没 1640?~1708.10.24 江戸前期の数学者。通称新助,号は自由亭。内山永明の次男。関五郎左衛門の養子。甲斐国甲府藩の徳川綱重とその子綱豊(6代将軍家宣)の家臣。甲府で勘定吟味役,江戸城で御納戸(おなんど)組頭を勤め,300俵を給される。独学で数学者になったという。1674年(延宝2)に沢口一之の「古今算法記」の遺題を解き,「発微(はつび)算法」を出版。ホーナーの方法,極値,近似解,不定方程式,級数,円,補間法,補外法,円錐曲線論,天文・暦のほか多数の研究がある。和算は関孝和から始まるとする研究者が多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう