1. 用語
  2. 日本史 -せ-
  3. 関所手形(せきしょてがた)

関所手形(せきしょてがた)

通手形・関所証文・関所切手とも。関所の通行許可証。古代~中世には過書(かしょ)・過所ともいった。江戸時代,関所手形には女手形と鉄砲手形があり,関所通行に必要なものであった。男性が関所を通過するときは,制度的には往来手形だけで十分で,関所手形は必要なかったが,取調べの煩雑をさけるためこれを携行する旅行者もいた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう