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政友本党(せいゆうほんとう)

大正末~昭和初期の政党。1924年(大正13)1月に立憲政友会を脱党した床次(とこなみ)竹二郎らが結成。原敬の死後,内紛が続いていた政友会では,同年1月の清浦内閣成立に際して,憲政会・革新倶楽部と提携して清浦内閣に反対しようとする高橋是清総裁派と,内閣支持を主張する床次派の対立が激化。床次派は脱党して政友本党を組織,清浦内閣の与党として護憲三派に対抗した。第48議会解散時は149議席を占め第1党だったが,5月の総選挙で第2党に転落,加藤高明護憲三派内閣の野党になる。まもなく政友会との合同運動がおこり,鳩山一郎ら二十数人が政友会に復帰し勢力はさらに後退。27年(昭和2)6月憲政会と合同して立憲民政党を組織した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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