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青苗簿(せいびょうぼ)

その年の田の耕作状況を報告するため,国司が大帳使(だいちょうし)に付して中央政府に提出した帳簿。日本の律令田制では田租は耕作者が納入することになっており,帳簿には賃租関係も記されていたから,田租の収納や災害時の免税措置に活用された。717年(養老元)に統一的な書式が整ったが,9世紀になると衰退し,災害の年のみの提出となっていった。延喜主税式にその書式の詳細がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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