日本最初の西洋内科翻訳書。18巻。オランダのゴルテルの「簡明内科書」を宇田川玄随(げんずい)が翻訳し,1793~1810年(寛政5~文化7)に出版。7編55項目からなり,各病症別に定義・原因・鑑別・結果・療法がのべられている。玄随による多くの注釈がある。1822年(文政5)宇田川玄真・藤井方亭(ほうてい)により「増補重訂内科撰要」が出版された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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