生活綴方運動(せいかつつづりかたうんどう)
綴方教育の革新を通して教育全体の改革をめざした民間教育運動。芦田恵之助(えのすけ)の随意選題綴方の提唱,鈴木三重吉の「赤い鳥」運動などをへて,1929年(昭和4)「綴方生活」が創刊され,翌年の宣言で小砂丘(ささおか)忠義らが生活綴方の立場を表明した。運動は全国に広がり,とくに東北地方では34年結成の北日本国語教育連盟を中心に北方性教育運動を展開した。第2次大戦中は弾圧のため衰えたが,戦後は50年頃から復興した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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