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尊王斥覇論(そんのうせきはろん)

中国儒学における王者・王道を尊び,覇者・覇道を斥けるという理論。覇者である武家が700年近く政治権力を掌握した日本では,王・覇の区別が必ずしも明確ではなかったが,江戸後期,儒学思想の社会的浸透と幕府権力の弱体化にともなって尊王と斥覇とが結びつきを深め,幕末期の討幕論を随伴することになる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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