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総力戦(そうりょくせん)

第1次大戦によりうまれた新しい戦争の形態または概念。戦闘員による戦闘のみが勝敗を決める要因ではなく,国家全体の経済力・技術力・軍事力・政治力をいかに効果的に戦争指導に結びつけるかが重視された。日本でも大正期から第1次大戦参戦国の戦時動員形態の研究が行われ,1926年(昭和元)陸軍省の整備局動員課設置,満州事変後の広義国防国家の提唱,38年の国家総動員法の制定などへと進んだ。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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