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僧兵(そうへい)

南都北嶺などの顕密寺社の武装した僧,またその集団。そうよばれる特定の人あるいは集団が中世に存在したわけではなく,各寺院の学衆や堂衆全体からなる大衆(だいしゅ)(衆徒(しゅと))が必要に応じて武装・決起したものを近世以降こうよんだ。大衆は10世紀半ば以後自治を強化し,院・房ごとに結集して武力を保持。寺院内部の検断事件や寺領荘園に対する国司の違乱,住人の反抗などに際し,寺院大衆は一致武装して蜂起し敵対者を威嚇,朝廷に圧力をかけた。延暦寺の山法師や興福寺の奈良法師などの活動が知られ,平安後期~鎌倉時代の南都北嶺の強訴(ごうそ)は,公武権力の政策決定に大きな影響を及ぼした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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