1. 用語
  2. 日本史 -そ-
  3. 壮士芝居(そうししばい)

壮士芝居(そうししばい)

書生芝居とも。明治中期に壮士や書生が中心となって上演した演劇。自由党の壮士角藤(すどう)定憲が自由民権思想の普及を演劇の場を通して行うことを目的として始めた。川上音二郎も壮士芝居で活躍し,人気を得た。元来,素人芝居であるため粗雑であったが,形にとらわれない立回りや演説が大衆の心をつかんだ。結果として演劇改良の役割をもはたし,新しい演劇の形態をうむ契機となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう