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僧形八幡神(そうぎょうはちまんしん)

剃髪僧衣の姿で表された八幡神。神でありながら僧形で表された背景には,神の仏への帰依といった,神を仏教にとりこもうとする思想があったと考えられる。古例には,9世紀後半に造像された京都教王護国寺と奈良薬師寺の像がある。また京都神護寺には10世紀の原本を鎌倉時代に模写した画像が伝わるが,この像の型式は画像ばかりでなく,快慶作の東大寺僧形八幡神像などの彫像にも影響を与えている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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