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相阿弥(そうあみ)

生没 ?~1525 足利義政・同義尚らに仕えた同朋(どうぼう)衆。能阿弥の孫。芸阿弥の子。真相(しんそう)とも称し,鑑岳と号した。1485年(文明17)の芸阿弥の死とともに父の職掌をうけつぎ,同朋衆として室町幕府に仕え,将軍家所蔵の書画の管理鑑定をし,連歌師としても活躍。著書「君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)」には中国画家や座敷飾についての知識がまとめられている。画家としては大徳寺大仙院の襖絵「山水図屏風」が代表作で,牧谿(もっけい)の山水画を基礎に独自の画風を作りあげている。単庵智伝(たんあんちでん)・是庵(ぜあん)らは相阿弥の弟子と伝える。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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