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檀林(だんりん)

栴檀林(せんだんりん)の略。仏教諸宗派の学問所や僧侶の養成機関。鎌倉時代の禅宗寺院に由来するが,とくに江戸時代以降の各派のものをさす。なかでも浄土宗鎮西義の関東十八檀林は,徳川家康の命により増上寺を統轄寺院と定められて大いにふるった。曹洞宗の江戸吉祥寺内にあった旃檀林も卍山(まんざん)道白などの俊秀を輩出し,日蓮宗は下総に飯高寺談林,京都に松ケ崎談林ができて盛んになった。浄土真宗の学林,天台宗の学寮なども知られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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