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談山神社(たんざんじんじゃ)

大織冠(たいしょくかん)社・多武峰(とうのみね)社とも。奈良県桜井市多武峰に鎮座。旧別格官幣社。祭神は藤原鎌足(かまたり)。鎌足の子定慧(じょうえ)が摂津国阿威山から多武峰に遺体を移し,十三重塔を造立して葬ったのが起源と伝える。当初は多武峰寺(妙楽寺)と称し,701年(大宝元)鎌足の木像を祭った。926年(延長4)には惣社の談山権現が建立されたという。変事には鎌足木像が破裂し,多武峰が鳴動するといわれた。1869年(明治2)神仏分離により談山神社と改称。例祭は11月21日。1532年(天文元)再建の十三重塔や寛文年間再建の本殿などは重文。所蔵の粟原寺三重塔伏鉢は国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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