段(たん)

反とも。面積の単位。中国では北魏以降,段が土地一区画という意味で用いられており,日本では令制で町の10分の1を示す単位として採用したらしい。養老田令では1段は360歩(ぶ)(1歩は高麗(こま)尺5尺平方)で,令制以前の地積単位である代(しろ)との関係は1段=50代。中世以降も地積単位として用いられ,太閤検地では300歩(1歩は6尺3寸平方)が1段となり,江戸時代以降も300歩(1歩は6尺平方)を示す単位として存続した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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