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敲(たたき)

江戸幕府による刑罰の一種。1720年(享保5)に始まったとの記録がある。庶民の男子のみで,女子には科せられなかった。牢屋の門前で罪人を裸にして,肩から尻にかけて叩いて苦痛を与えるもの。軽敲は50回,重敲は100回,重敲の場合は入墨が付加されることが多い。箒尻(ほうきじり)という太い棒で打ち,打役は罪人の背骨を避け,気絶しないように打つこととされた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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