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武田信虎(たけだのぶとら)

生没 1494~1574.3.5 戦国期の甲斐国の武将。武田信玄の父。戦国大名武田氏の基礎を築いた。1507年(永正4)家督となる。小山田・大井両氏などを破り,天文初年までに甲斐を統一。この間19年には本拠を石和(いさわ)から甲府に移した。外交面では相模・駿河・信濃などへ進攻したが,37年(天文6)今川義元,40年諏訪頼重をそれぞれ女婿とし,同盟を結んだ。しだいに独断専行が多くなり,家臣団の支持を失う。嫡子信玄より次子信繁を愛したこともあって,41年信玄により駿河に追放された。63年(永禄6)まで今川氏に保護されるが,以後諸国を流浪したのち,信濃国高遠(たかとお)(現,長野県伊奈市高遠町)で死没。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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