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滝川事件(たきがわじけん)

1933年(昭和8)の滝川幸辰(ゆきとき)京大教授処分事件。前年末の中央大学での講演を貴族院議員菊池武夫が赤化思想として議会で攻撃,鳩山一郎文相も著書「刑法読本」を客観主義刑法理論と非難,同教授の辞職または休職を要求した。小西重直(しげなお)京大総長および法学部教授会は処分を拒否したが,文官高等分限委員会が休職を決定,法学部教官は全員辞表を提出,総長は辞任。後任の松井元興総長は滝川ら6教授の辞表を文相に提出し,新解決案を協議,結局7教授・5助教授などが辞職した。このとき他学部の教授会は静観,他大学の教授会も動かなかった。法学部学生はじめ京大学生・東大学生も反対運動を展開したが,夏休みとともに沈静化した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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