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高橋是清内閣(たかはしこれきよないかく)

原敬の暗殺後,原内閣の蔵相高橋是清が首相となり,原内閣の全閣僚が留任した政友会内閣(1921.11.13~22.6.12)。高橋はワシントン体制に適応するための軍備縮小,また戦後恐慌に対処するため,原内閣の積極財政を緊縮財政に転換しようとした。しかし財政政策転換の企図は政友会内の高橋支持の総裁派と,それに反対する反総裁派との対立をひきおこした。高橋は反総裁派の中橋徳五郎文相と元田肇(はじめ)鉄道相に辞職を求めたが両者はこれを拒否,内閣は閣内不一致で総辞職した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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