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鷹司家(たかつかさけ)

藤原氏北家嫡流の近衛家の支流。五摂家の一つ。鎌倉前・中期の近衛家実の四男兼平(かねひら)を家祖とする。家名は兼平の邸宅が鷹司室町にあったことによる。1252年(建長4)兼平は兄近衛兼経の譲りをうけて摂政に補され,子孫も他の摂家と並んで交互に摂関に任じられた。家領は,兼平が近衛家から分与された荘園が根幹。戦国期に忠冬没後中絶したが,織豊期に二条晴良の三男信房が再興。江戸時代の家禄は1000石,のち1500石。幕末の政通は33年余り関白を勤め,維新後,熙通のとき公爵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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