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高階隆兼(たかしなたかかね)

生没年不詳。鎌倉後期のやまと絵の絵師。1309年(延慶2)制作の「春日権現験記」に付属する目録には,「絵 右近大夫将監高階隆兼 絵所預」と記され,その官職・身分が知られる。花園天皇の命で絵画制作にたずさわったという記録も残る。前代までのやまと絵を集大成し,美しい色彩と細緻な描法を特色とする。同様な画風の作品に「玄奘(げんじょう)三蔵絵」(国宝)「駒競行幸(こまくらべぎょうこう)絵巻」「矢田地蔵縁起絵巻」(ともに重文)などがあり,その画風が流行したことをうかがわせる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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