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台湾出兵(たいわんしゅっぺい)

征台の役とも。明治国家最初の海外派兵。当時は蕃地処分と称した。台湾での琉球島民殺害について清国から生蕃(せいばん)の地は化外との言質を得て,1874年(明治7)2月問罪出兵を閣議決定。英・米などが自国人船舶参加拒絶という中立政策をとったため中止を決めるが,蕃地事務都督西郷従道(つぐみち)以下,兵員3658人は長崎を進発,5月台湾南部の社寮(しゃりょう)に上陸・進攻,牡丹社などの蕃社をすべて平定した。清国は強く抗議,北京での談判も難航したが,駐清イギリス公使の斡旋で和議が成立。清は征台を保民義挙と認め償金50万両(テール)を支払う。12月台湾撤兵。宣戦発令順序を用意した日清開戦の危機は回避された。日本側の戦死12人,病死561人。翌年から琉球処分の施策が進められる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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