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平将門の乱(たいらのまさかどのらん)

天慶(てんぎょう)の乱とも。931年(承平元)以来の坂東での反乱事件。平氏一族間の紛争,武蔵国司の内部対立,常陸の国司と住人藤原玄明(はるあき)らとの収納をめぐる対立が,複合的に絡まりあって発生した。939年(天慶2)12月,将門が玄明を支援して常陸国守の藤原維幾(これちか)を破り常陸国衙を占領,坂東諸国を次々に占領したため政府は反乱と断定した。将門は新皇と称し,兄弟らを坂東諸国司に補任し,坂東武士の多くを従えたが,940年2月,藤原秀郷(ひでさと)・平貞盛ら反将門勢力に敗れた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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