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大日如来(だいにちにょらい)

サンスクリットのマハーバイローチャナ(摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな))の訳。光明遍照(こうみょうへんじょう)の意であることから,大日という。真言密教の本尊。あらゆる仏・菩薩の本地で,理智の法身であり,真理そのもの。一般に菩薩形をとるが,「金剛頂経」による金剛界曼荼羅(まんだら)と「大日経」にもとづく胎蔵界曼荼羅では形像は異なる。前者は金剛界五仏の中尊として白色で智拳印(ちけんいん)を結び,周囲に四仏を配する。後者は胎蔵界九尊の中尊として,黄金色で法界定印(ほっかいじょういん)を結び赤色の蓮華に座し,周囲に8葉の蓮弁上の4仏4菩薩を配する。奈良円成(えんじょう)寺・高野山金剛峰寺などの大日如来像が有名。日本の種々の塔は,それ自体が大日如来の象徴と考えられている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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