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大正デモクラシー(たいしょうデモクラシー)

日露戦争後から大正末年まで,政治・社会・文化の各方面でみられた自由主義的・民主主義的傾向。政治的には桂園時代から原敬政友会内閣をへて,第2次護憲運動後の護憲三派内閣成立に至る政党内閣制確立過程として現れ,他方において,日露戦争講和反対運動から第1次護憲運動をへて,第1次大戦後の改革運動として現れた。この大正デモクラシー運動では,知識人や地方政社によって普通選挙が要求されたが,この運動はその後,労働組合・農民組合の指導者および社会主義者による無産政党運動として展開し,大正末年の合法無産政党成立に至った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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