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醍醐天皇(だいごてんのう)

生没 885.1.18~930.9.29 在位897.7.3~930.9.22 宇多天皇の第1皇子。名は維城,のち敦仁(あつぎみ)。母は藤原高藤の女胤子。893年(寛平5)皇太子となり,897年13歳で元服したその日に,父の譲位をうけて践祚した。このとき父から与えられたのが「寛平御遺誡(ごゆいかい)」である。はじめ父により妃に為子内親王を配されたが,為子の死後,父との対立がうまれたらしい。901年(延喜元)菅原道真の失脚後,藤原穏子(基経の女)を入内させ,穏子の生んだ子に皇位を継承させた。その治世は「延喜の治」と称され,村上天皇の「天暦の治」とともに聖代とみなされた。日記「醍醐天皇宸記」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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