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醍醐(だいご)

乳製品の一種。仏典によると乳から酪(らく)ができ,酪から蘇(そ)ができ,蘇から醍醐ができるという過程をへる。しかしこれは,「醍醐」が究極の悟りであり最上のものであるという比喩として語られたもの。「沙石集」や「平家物語」にも五味として「乳・酪・生蘇・熟蘇・醍醐」がみえるが,あくまで仏教の教説のたとえであり,日本では実在の食品とは考えにくい。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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