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代官見立新田(だいかんみたてしんでん)

江戸時代,幕府代官が新田開発可能地をみいだし,その主導で開発された新田。積極的に奨励されたのは享保期で,1722年(享保7)7月~23年11月に,新田を開発した代官に対し新田年貢の10分の1を1代かぎり支給することが決定された。下総小金・佐倉両新田を開発した代官小宮山杢之進昌世(まさよ)に支給されたのがその一例。しかし,代官が見立てをしても,実際の開発は村請で行われることが多かったため,代官がどの程度新田開発に関与したら10分の1を支給するかの判定は難しかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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