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大学頭(だいがくのかみ)

江戸幕府の官名の一つ。律令制下の大学寮長官の名称にちなむ。1691年(元禄4)江戸湯島の聖堂が竣工した際に林家の当主林鳳岡(ほうこう)が任じられたのをはじめとし,代々の林家の当主に世襲的に与えられた。林羅山以来,幕府の儒者の仕官形態は僧形・僧位であり,大学頭への叙任は剃髪の中止とともに儒者の社会的地位向上の一環と意義づけられる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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