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鉄道省(てつどうしょう)

1920~43年(大正9~昭和18)の国有鉄道の主務官庁。第1次大戦後の経済発展により客貨輸送量が激増。従来の鉄道院(1908設置)では,膨張する国鉄業務に十分対応できなくなったため,20年5月鉄道院官制を廃止し鉄道省官制を公布。鉄道大臣が国有鉄道と付帯業務を管理し,地方鉄道・軌道,南満州鉄道の鉄道と航路に関する業務を監督することになった。その後,何度かの組織の改変をへて,第2次大戦時の43年11月,海陸一貫輸送の強化要請のもと逓信省とともに廃止され,運輸通信省が成立した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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