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手賀沼(てがぬま)

千葉県北西部の東西に長い沼。利根川水系の旧支谷が堰き止められてできた。面積4平方キロメートル,最深3.8m,沼面標高3m。1727年(享保12)江戸幕府が干拓工事に着手し,中央に堤を設けて下部を干拓したが,38年(元文3)堤の決壊で新田は水没した。このほか2度干拓が試みられたが,いずれも洪水で失敗。1946年(昭和21)農林省により干拓工事が開始され,68年に約500ヘクタールの水田がうまれた。近年は沼の汚染が進んでいる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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