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貞丈雑記(ていじょうざっき)

江戸中期の有職故実書。16巻。伊勢貞丈(さだたけ)著。1763年(宝暦13)から没年までの約20年間に,貞丈が筆録した有職故実各種に関する雑記の集成。1843年(天保14)貞友の代に,岡田光大(みつひろ)と千賀春城(はるき)も加わって整理,36部に部類編集して刊行。部類の下に2350の項目を立てる。官職・装束・飲食・調度・武具などの部類が詳しい。貞丈の代表的著作であるとともに,有職故実書の代表的存在。「故実叢書」「東洋文庫」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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