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得業生(とくごうしょう)

「とくぎょうせい」とも。大学寮などにおかれ,より高度な学問・技術の習得を期待された上級コースの給費生。730年(天平2)大学寮に明経(みょうぎょう)得業生4人,文章(もんじょう)・明法(みょうぼう)・算得業生各2人,陰陽(おんみょう)寮に陰陽得業生3人,天文・暦得業生各2人,典薬寮に医得業生3人がおかれたのに始まる。医得業生は814年(弘仁5)4人に増員。808年(大同3)設置の紀伝博士のもとにも紀伝得業生がおかれたが,834年(承和元)に廃された。大宰府にも845年以前に得業生4人がおかれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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