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徳川家宣(とくがわいえのぶ)

生没 1662.4.25~1712.10.14 江戸幕府6代将軍(在職1709.5.1~12.10.14)。甲斐国甲府藩主の徳川綱重の長男。母は側室長昌院(お保良の方)。幼名虎松。通称左近。諱ははじめ綱豊(つなとよ)。法号文昭院。1678年(延宝6)綱重の死後,甲府徳川家25万石を就封,翌年近衛基熙の女熙子と結婚。1704年(宝永元)叔父の将軍綱吉の養子となり家宣と改称,このとき家臣は幕臣に編入された。09年綱吉が没し,将軍職を継ぐ。前代の遺臣柳沢吉保や荻原重秀を退け,甲府時代からの侍講新井白石や側用人間部詮房(まなべあきふさ)を登用して文治政治を展開,閑院宮家の設立,朝鮮通信使の待遇改善,財政改革などを行い正徳の治と称されるが,治世わずか3年余で没した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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