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徳一(とくいつ)

生没 760?~835? 徳溢・得一とも。平安前期の法相(ほっそう)宗僧。藤原仲麻呂(なかまろ)の子と伝える。はじめ東大寺で修円(しゅえん)らに学んだとされ,20歳頃東国へ移る。815年(弘仁6)空海から真言密教典籍の書写・布教を依頼されるが,これに対して真言密教への疑義「真言宗未決文」を送る。また天台教学に対して「仏性抄」を皮切りに批判を加え,817年頃から最澄(さいちょう)との間に三一権実諍論(さんいちごんじつのそうろん)を展開した。この間,会津恵日(えにち)寺や筑波山中禅寺など東国に多くの寺を開いたと伝える。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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