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土岐頼遠(ときよりとお)

生没 ?~1342.12.1 南北朝期の武将。美濃国守護。足利尊氏に従い,室町幕府草創期の竹ノ下の戦・多々良浜の合戦・青野ケ原の戦などに参加。1339年(暦応2・延元4)美濃国守護となった。42年(康永元・興国3)9月,京都市中で光厳(こうごん)上皇の牛車(ぎっしゃ)に矢を放つ事件をおこして無断で美濃に帰国。11月上京して赦免を請うがいれられず,12月処刑された。当時既存の秩序を軽んじる婆娑羅(ばさら)の風潮があったが,頼遠は典型的な婆娑羅大名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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