東洋モスリン争議(とうようモスリンそうぎ)
1930年(昭和5)昭和恐慌下での人員整理に反対して東洋モスリン亀戸工場でおこった争議。2月15日,会社側が190人の解雇を発表,従業員を組織していた組合同盟との紛争がおこる。9月24日,再び大量人員整理が発表され,26日,全労日本紡織労組の指導で約2500人がストライキ。付近の工場の争議とも交流した激しい争議になり,10月24日には警官隊と市街戦を決行したが,11月21日,争議団の敗北で終息。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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