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土御門殿(つちみかどどの)

京極殿・上東門第(じょうとうもんてい)とも。平安中期の平安京の邸宅。土御門大路南,京極大路西(左京1条4坊15・16町)に位置した。藤原道長の邸宅。元来は正室源倫子(りんし)の父左大臣源雅信の邸宅であった。道長の邸宅のうち最も中心的な存在で,後一条・後朱雀(ごすざく)・後冷泉(ごれいぜい)各天皇の里内裏(さとだいり)としても利用された。1016年(長和5)焼亡したが,受領(ずりょう)に造営をわりあて,調度いっさいを伊予守源頼光が調進するなどただちに再建し,道長の権勢を印象づけた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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