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津田宗及(つだそうぎゅう)

生没 ?~1591.4.20 織豊期の堺の豪商・茶人。津田宗達の子。江月宗玩(こうげつそうがん)の父。屋号は天王寺屋。通称助五郎。父と同様に本願寺と関係が深かったが,1568年(永禄11)織田信長が堺に矢銭を課すと,信長と結ぶ道を選んだ。武野紹鴎(じょうおう)の弟子だった父から手ほどきをうけた茶の湯の技量と資力により,信長・豊臣秀吉に茶頭・政商として仕えた。今井宗久・千利休とともに三宗匠と称され,秀吉の北野大茶湯をつかさどった。武芸・蹴鞠(けまり)の道にも堪能で,参禅もした文化人。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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