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月待(つきまち)

決まった月齢の夜に講集団の成員が集まって飲食をし,月を拝んで夜を明かすこと。十七夜・十九夜・二十三夜などが多い。日待(ひまち)と並んで自然崇拝の最も一般的な形態。身体の潔斎や男女同衾(どうきん)の禁止など物忌(ものいみ)としての性格も強かった。のちに月読(つくよみ)尊や勢至菩薩(せいしぼさつ)など神道や仏教の浸透によって祭神や崇拝する仏が決められ,それを描いた掛軸などが飾られるようになった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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