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運上屋(うんじょうや)

アイヌ交易のために蝦夷地の商場(あきないば)に設けられた施設。アイヌ交易が場所請負商人により担われるようになってからは,支配人・通詞・番人などがつめ,交易や漁業にあたった。たんなる商人的施設ではなく,松前藩による蝦夷地支配,アイヌ支配のための行政的施設という性格ももっていた。とくに1799年(寛政11)以降の幕府直轄下には場所行政の中心となり,東蝦夷地では会所と改められた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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