1. 用語
  2. 日本史 -う-
  3. 運脚(うんきゃく)

運脚(うんきゃく)

脚夫・担夫(たんぷ)とも。律令制下,地方から中央への貢納物を徒歩で運ぶ人夫。納入される貢納物には,調・庸(よう)と国衙が正税により交易したものとがある。前者の場合,路次の食料などは調庸納入者の負担で,後者の場合,食料などは正税から支給された。「延喜式」では,調庸運脚のほか,運脚に雑徭(ぞうよう)をあて食料を支給するもの,交易雑物のように食料と功賃が支給されるものが規定されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう